コラム
Column
【白楽の歯科】いつから痛む?むし歯の症状をステージごとに説明します
こんにちは。
白楽・東神奈川の歯科、【白楽 とみやま歯科クリニック】です。
20歳以上の日本人のおよそ9割が経験しているむし歯は、初期には痛みを感じにくいため、ご自身で発見することが難しいのが特徴です。
参照:厚生労働省|e-ヘルスネット|大人のむし歯の特徴と有病状況 >
むし歯は、症状の進行状況によって5段階のステージにわけられます。
今回は、むし歯の早期発見・早期治療につなげるため、むし歯のそれぞれの段階の特徴と、むし歯が痛み始めるのはいつからなのかをご説明します。
ステージごとのむし歯の症状
むし歯のステージごとの症状は、以下のとおりです。
CO
ごく初期のむし歯で、歯の表面が白っぽく濁ります。
この段階で発見できた場合には、削らなくてもフッ素塗布によって治療することが可能です。
C1
歯の表面に、灰色や薄茶色の溝や小さな穴ができ始めます。
この段階から、歯を削る治療が必要です。
C2
歯の表面を覆うエナメル質を貫通し、その内側にある象牙質に到達したむし歯です。
冷たいものや温かいものが歯にしみるようになり、口臭が出る場合もあります。
見た目にも黒く穴が開いて見えるため、ご自身でむし歯だと気づく段階です。
C3
歯の中心部である歯髄(しずい)に到達したむし歯です。
歯髄には神経が通っており、ここまで到達したむし歯は激しい痛みを伴います。
治療するには神経を抜いて歯髄の内部を徹底洗浄する必要があり、治療の難易度がグッと上昇します。
C4
目に見える部分の歯はほとんど失われ、歯の根が残っているだけの状態です。
神経が生きている間は激しい痛みを伴いますが、やがて神経が死んでしまうと、痛みを感じなくなります。
膿が出始め、口臭が強くなるのも特徴です。
C4の段階にまで到達したむし歯は、抜歯による処置を行います。
むし歯が痛み始めるのはいつから?
むし歯が痛み始めるのは、C2の段階になったころからです。
象牙質には、象牙細管というエナメル質と歯髄の間を通るとても細い管があります。
C2の段階になって象牙質が露出すると、この象牙細管があらわになり、そこから刺激が歯髄に伝わってズキズキとした痛みが現れるのです。
早期発見で痛みの少ない・なるべく削らないむし歯治療を
むし歯は、ごく初期に発見できれば歯を削らずに治療することができます。
しかし、ごく初期のむし歯は自覚症状がないため、ご自身で気づくことは困難です。
むし歯を早期発見するには、歯医者での定期検診がとても重要です。
【白楽 とみやま歯科クリニック】では、なるべく削らないむし歯治療を心がけ、早期発見のための定期検診を大切にしています。
日ごろからお口の健康をチェックする習慣をつけることで、歯を健康に保ち、歯の寿命を延ばすことができるのです。
定期検診から重度のむし歯治療まで扱っておりますので、むし歯が気になる方は一度ご相談ください。