
コラム
Column
【白楽の歯医者】冷たいものがしみる!知覚過敏の原因と対策について
こんにちは。
白楽・東神奈川の歯医者、【白楽 とみやま歯科クリニック】です。
冷たいものや温かいものがしみる、知覚過敏にお悩みではないでしょうか。
知覚過敏は、歯の内部構造である象牙質に刺激が伝わることにより引き起こされる場合が多くあります。
歯の表面はエナメル質で守られているのに、なぜ知覚過敏が発生するのでしょうか。
今回は、知覚過敏の原因と対策についてお話しします。
知覚過敏の原因
知覚過敏は、象牙質が露出してしまうことがほとんどの原因です。
象牙質の露出の原因は、以下のものがあげられます。
歯周病
歯周病によって歯ぐきが下がると、それまでエナメル質に守られていた象牙質が歯ぐきの根元でむき出しになり、知覚過敏が起こります。
進行したむし歯
歯の表面はエナメル質で覆われていますが、むし歯によって歯の表面から溶かされ、やがてむし歯の侵食が到達し、象牙質がむき出しになります。
そうなると、しみる症状が出てしまうのです。
歯の破折
外傷が原因で歯が折れて象牙質が露出することで、知覚過敏が起こります。
ブラキシズムによるエナメル質のすり減り
ブラキシズムとは、歯ぎしりや食いしばりです。
特に睡眠中のブラキシズムの最大咬合力はすさまじく、ご自身の体重程度の力がかかります。
無意識のブラキシズムによって歯に強い圧力がかかり、歯は徐々にすり減っていくのです。
参照:J-STAGE|昭和学士会誌|睡眠時ブラキシズム研究の現状と未来 p103 >
ホワイトニングの薬剤
ホワイトニングによる知覚過敏は、ホワイトニングの過程で歯の表面を覆うペリクルという保護膜がはがれることが原因です。
知覚過敏の対策
知覚過敏が起きた場合には、象牙質を保護することや原因となる病気を改善することで、知覚過敏を抑えることができます。
歯ぐきの退縮がみられる場合には、原因となる歯周病の治療を行います。
また、歯ぐきの退縮はブラキシズムによって生じる場合もあり、ブラキシズムが原因の場合は、マウスピースの装着が有効です。
むし歯の進行による場合にはむし歯治療を進めますが、むし歯治療は進行状況によって治療する部分が変わります。
むし歯が神経にまで到達している場合は、神経を抜き、洗浄して詰め物をするか、治療が難しい場合には抜歯をすることもあります。
ホワイトニングによる知覚過敏は一時的な症状です。
歯の表面を覆うペリクルは1日程度で修復されるため、ペリクルが元に戻れば、知覚過敏も収まります。
知覚過敏は「白楽 とみやま歯科クリニック」にご相談ください
知覚過敏は、原因に合った治療法を実施することで改善につながります。
そのためには、お口の中の状態をしっかりと把握することが肝心です。
知覚過敏でお困りの方は、【白楽 とみやま歯科クリニック】にご相談ください。
科学的根拠に基づき、お子様からシニアの方まで、幅広い年代の方の治療が可能です。